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2008年8月に投稿されたすべてのエントリーです。

第三回【仙台香澄の家】採用温水暖房システムコラム

2008年8月 7日

デザインブログのサイトdezeenで取り上げられた仲亀清進氏設計の【仙台香澄の家】で導入されました温水による全館暖房システムを三回に分けて紹介致しております。

最終回は、ヘッダー廻りの選定について紹介をさせていただきます。

選定した熱原器は㈱コロナ様のUBH150HD(15,000Kcal/h)です。かなり余裕を見た選択です。ただし、内蔵の循環ポンプで壁暖房パネル4室と30畳のリビング用温水マットを賄えるのかは判断できず、コロナ様の技術スタッフの御指導を仰ぎました。結果、単独でキャンドポンプ【サムルソン製:NXL-33-25P~34W/50W/61Wの3段切替】を選び、室内のヘッダーの隣に設置しました。

リビング横の壁に間口900mmの収納スペースがあり、その下半分がヘッダー収納室です。ヘッダー、ポンプユニット、膨張タンク、熱源本体のリモコンと共に各部屋の温度コントローラーも並んでいます。その中で、若干心配された循環ポンプの稼動音ですが、扉1枚隔てただけでも全く気にならず、キャンドポンプの静音性能が実証されました。

各回路の温度制御ですが、壁暖房の4室は主寝室を除くとゲストルーム、子供部屋など日常使わない部屋が半分程あり、全ての部屋は単独制御システムにしました。【コントローラ:NTC工業GC001A 戻り温水温度感知とヘッダー内蔵の熱動弁を使用】

1番の問題は30畳のリビングの温水マット8枚(壁用マット6室相当)の流量設定です。広いリビングの回路は2つの回路に分け、単独運転が可能な設定にしました。その中で温水マットの端末での流量を0.5L/min確保すべく流量の設定がヘッダーに必要になりました。大型マットUFM12E1D1のマット内は3分岐となっており、4枚で一回路を組んだ結果、この回路の流量は6L/min以上の設定が必要です。ここで活躍したのがカルフィー社の樹脂ヘッダー【6716HG1】です。7分岐全てに樹脂タイプの流量計が付きます。リターン側に付いている熱動弁はコンパクトに収まり【熱動弁はDC24V~コーセルの降圧ユニットを使用】メイン管は20A、分岐のピッチも50mmと狭く、本体にセットされる流量計・熱動弁・圧力計・温度計が一体となります。

これまでの国内のヘッダーでのイメージから横幅で10%、縦のスペースを20%以上縮めてくれます。また、このヘッダーの1番の利点は7分岐のヘッダーがフル装備で総重量4.68kg(砲金20Aメインバルブ付き/同じ仕様の砲金タイプは約10kg)という点であり、あらゆる樹脂管を繋げる継手も用意されております。戸建住宅での温水暖房を樹脂管で組み立てた場合、あるいは床暖房などのデリケートな流量設定が必要なシステムに一押しのヘッダーで、最近、現場で使用が多くなったヒーポンユニットでの温水暖房(低温暖房)にもベストマッチするヘッダーであると考えます。

また、最近では地震が発生しておりますが埋め込まれた温水マット(パネル)の素材と接続は柔軟性のある樹脂管を使用したおかげで、振動を受けた時の衝撃がより吸収できる素材であることを改めて体感できました。

今回でコラムは最終回になりますが今後も、新システムなどのご紹介が出来ればと考えております。

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