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第二回【仙台香澄の家】採用温水暖房システムコラム

2008年5月22日

デザインブログのサイトdezeenで取り上げられた仲亀清進氏設計の【仙台香澄の家】
で導入されました温水による全館暖房システムを三回に分けて紹介致します。今回はその第二回目になります。

【壁暖房は低温、遠赤外線で壁全体が暖炉のやさしさ】
 まずは壁暖房について触れてみたいと思います。
壁暖房は低温で使用することにより暖炉のような遠赤外線のまろやかな暖かさが特長です。
今回は壁暖房専用の温水マットを三菱樹脂様(旧三菱化学産資)からご提供いただき、主寝室・ゲストルームを含めた計4室の暖房に使用しています。
その際の難題は壁暖房パネルの仕上げ材選定でした。
温水マットのメーカーでもあります三菱樹脂様からの推奨品はイナックス様の商品でエコカラットでの仕上げであり、低温循環を前提に考えた場合、珪藻土の塗り壁も十分に使用可能と考えていました。結果、施主様が選んだのは木のイメージをそのまま感じさせる12mmのシナボードで、その表面を塗装で仕上げたシンプルな壁となりました。
その結果、即効性も期待出来る壁暖房が出来上がりました。
施工面では12mmの温水マットを壁一面に貼り付け(マットは専用のボンドで貼り付けしマット同士は樹脂管接続)床からの立ち上げ等も樹脂管の柔軟性に助けられ施工は速やかに進みました。
尚、各部屋毎の制御は回路毎(部屋毎)の戻り温度をヘッダーの熱動弁でコントロールします。
壁暖房の部屋は、遠赤外線放射があるので寒い朝でも簡単にふとんから起き上がれる様子がイメージできます。

1F配管図面


【温水マット・樹脂配管は施工コストの大幅削減を実感】
 ここで今回の施工に携わっていただいた工事店様を紹介致します。
仙台市内に拠点を構える澤田商事、工事部様で通常は暖房メーカー数社の下請け工事をされており、主に密閉回路での施工を手掛けております。
施工時は澤田商事様のスタッフ二名の知識も随所に頂戴し、無駄の無い配管工事が出来た事に深く感謝しております。

 建築の構造上、先行配管がほとんどでしたがペアの樹脂管(保温材付)を選んだ事は細かい曲り、壁面での立ち上がり等の全てに融通の利く工事ができたので樹脂管を選んで正解であったと考えております。
その結果、最初は戸惑いがちに始まった工事も樹脂管の施工性の良さを工事スタッフに体感していただき、日頃からPRしている施工の大幅なコストダウンを実感していただくことが出来ました。
 例えば、金属製の3×6パネルに置き換えた場合、ロー付けが150ヶ所以上も発生します。その作業と比較した場合、比べ物にならない程の差が生じます。これこそが温水マットを使う一番のメリットであると考えております。
また、温水マットは大きな物で7.8�uのものから順次サイズが用意されており70%〜80%敷設面積を設定しても十分に対応可能です。
今回のシステム設計にあたり、三菱樹脂様からは温水マット内の端末流量が0.5ℓ/min以上であれば十分能力は発揮出来るとのご説明をいただいたおかげで循環ポンプの選定など、苦労することなく進めることができました。
この温水マットを全面に敷き詰めたのが30畳のリビング・ダイニングルームです。
リビングの回路は2回路に分け、必要に応じて切替可能な制御になっており、フロアの仕上げは石質タイルで張り詰め、時間を掛けて暖めた後は蓄熱暖房の異質な空間を演出いたします。

寒い冬を1シーズン終え、当初の予定では40℃でシーズンを通じ稼動する計画でしたが、今シーズンの2月の寒波襲来時でも60℃で稼動していた数日間があったと聞いております。

今回は、壁、床暖房についてのご説明になりましたが最終回の次回はヘッダーについてご紹介させていただきます。

2F配管図面

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